内大臣林道、なんとロマンを感じさせる名だろう。

それが九州最長38kmのロングダートというからには、たとえそこまでの道のりが1500kmであっても行くしかない!しかも金がないし休日ETC1000円も使えないから下道で。
往復3000kmに備え、4月はルシーダとカシータの整備に明け暮れることとなった。

ATFの交換がドリンクホルダーを使ってできるのはエスティマ位だろう。
次期主力艦、いすゞロデオに見送られながら出発。

ロデオが使えれば休日高速1000円であっという間に九州なのだが。現在バイクを積むリヤキャリアを製作中だがリヤフレームを延長しなければならず難工事、買ったばかりでメンテも何もしていないので本格稼働は夏以降か。
1日半かけてやっと岡山。

瀬戸内海は湖のように静か。沖に島々が見えるのは海っぽくない。
さあ、今日中に九州まで行くぞ!
熊本から1時間弱山に入ったところにある緑川ダム。
湖を見下ろす絶好のP泊地を確保。
今までのP泊地のなかでも1,2を争う絶好のロケーション、水場も近い。なんといっても内大臣林道まで15分!
早速内大臣林道へ突入。

まさに幽玄の世界。
標高が高すぎて新緑にはまだ早いのが残念。
峠付近の荒々しい光景。
やっと峠についた。
特に問題なく通ってしまいましたが・・・。
味の方はまだ時期が早すぎて無味だった。
無事行動終了。
今日は断崖絶壁林道の門割林道を目指す。
ここの水はうまかった。
さわやかな新緑とガレガレ路面が最高です。
いつ崩れてもおかしくない。
明るい雰囲気の林道。
 
ひたすら山をトラバスしてゆく。
 
 
 
とてもいい雰囲気だったのだがここで路面崩壊。引き返す。体感で片道10km程度のピストン林道、地図上での行き止まりまではあと5kmくらい。
突破できないこともないが・・・。
下はこんなです。
 
特にGWに見る緑は今年も冬を越したという喜びからかとても目にしみる。
林道を抜けると穏やかな川の流れがあった。
 
 
内大臣林道の南側、椎葉村には無数の林道がある。
昼食タイム
椎葉林道も最高だった。
黒岳を巻く支線が最高
 
 
支線なのでこんなところもある。グリップはいいので大胆かつ慎重にクリア。
 
 
 
 
3日間好天に恵まれ、朝から晩まで林道を走りまくった。
天気が下り坂となったので雨の中九州を脱出、このまま帰宅と思ったが大阪手前で回復してきたので、前々から走りたかった若狭基幹林道を目指し北転する。
絶景の若狭湾を見下ろしながら13kmのロングダート!

のはずだったが・・。
確かに景色はすばらしかったが、舗装化が進み、ダート区間は断続的に2~3kmを残すのみだった。
数年のうちに全線舗装化は確実だろう。

また一つ林道が死んだ(ユパ風に)。
9泊目を迎え明日は帰るのみ。

満足感と寂寥感が交差する。


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