| 清水タンクの中を手洗いできるようにしたかったので、ホームセンターで800円くらいで売っている20ℓのポリタンクを合計4つ設置した。緑のふたは直径が10cm以上あり、腕ごと入れて隅々まで拭き掃除をすることができる。飲料水はミネラルウォーターとしても歯磨きや食器洗い、シャワーに使うことを考えると密閉式を長年使うのは怖い。
さらに配管を12.7mmの銅管とし、毎日使うわけではなく数ヶ月水流がなくなることもある配管には銅の殺菌効果を期待。
さらにさらにオリジナルでは水と湯でそれぞれ独立の配管となっていたが、配管内水量の節約と銅管コスト削減を兼ねて左側の3方切り替えバルブで元から水と湯を切り替えるように変更した。右側の黒いのが水ポンプで吸込側を切り替えている。
4つの20ℓタンクのうち左側の1つが温水タンクとなっている。写真上部の細めの上下2本配管が、後部バンパー上に設置した温水暖房熱源器につながっており、追い炊き風呂の要領でお湯を沸かす。5分くらいで40度になり、夕方のシャワーと朝の洗顔でちょうど空になる。 |
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これが元の密閉式タンク。公称容量60ℓとのこと。配管は全て内径12mmの塩ビパイプ。 |
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左側後部にはもともとバッテリーと温水ボイラーが設置されていたが撤去してこちら側にも水タンクを設置した。
化学反応で蓄放電するバッテリーは反応時当然有毒ガスを出す。そんなものを室内で使用するのはいやなので、床下のメインフレームにアングルを2本横渡しして吊っている。
温水ボイラーは配管が熱収縮を繰り返すためか多少水漏れして錆びが酷く、床板を腐らせる原因ともなっていた。配管を直しても80℃まで加温してしまうボイラーではすぐに痛むことが予想されたため撤去。市販の温水暖房熱源器を利用した温水システムを再構築することとした。
これは工事途中の写真で、上部銅管は給水、左側の銅管は反対側の水タンクと接続されている。左側の水ポンプは反対側に移設した。 |
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バッテリーと温水ボイラーを撤去直後。 |
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購入時より室内に悪臭があり、排水パイプを切り落としたりクリーニングしたりしたが改善せず、ボイラーの下がぶよぶよだったのでカーペットをウォーターポンププライヤーで引き剥がすと下の安物合板(12mm厚)が腐っていたので撤去することにした。 |
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合板はねじ数本でサブフレームに固定されていたが錆びてほとんど回らず、ボルト頭をドリルで飛ばしたり合板を砕いたりしてなんとか取り外すとFPRの床が現れた。
日本使用のトランキル・グローブは湿気対策のため合板をFPR2枚でサンドイッチにしてあるらしい。確かにその構造なら床板が腐ることもない、が、湿気対策というより温水ボイラーに問題があると思う。 |
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カビが酷かったのでカビキラーで洗浄、もう増殖はさせない! |
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断熱のため2mm厚のアルミマットを張る。FPRとの接着は揮発物質の少ないグルーガンを使用した。密閉された狭い室内なので普通の接着剤は使いたくなかった。オリジナルは強力な接着剤をあちこち使用しているけど、10年以上経っているから安定しちゃってるでしょうということで気にしない。 |
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杉板(12mm厚120mm幅)を隙間なく敷き詰める。合板の倍近い値段だったが合板は耐水性がなくすぐ腐るので避けた。倍といっても半坪1200円だけど。 |
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R部は曲がりが一定でなくFPRもボコボコなので、寸法合わせて一発カットというわけにはいかず、何度もはめてみては外でジグソーカットを繰り返し。 |
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アングルを縦方向に渡して杉板同士の接続固定と上に載るFPR製ソファー台の取付部を兼ねる。
中央部は楢無垢材(15mm厚)を惜しみなく?使用、水タンクが載る左右は防水を兼ねて500円/mの安物ビニルフロアシートをグルーガンで接着。 |
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これで多少水漏れしても大丈夫!苦労が報われた瞬間! |
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