・ 星空を眺めながら寝てみたい。
・ ダイネットで焼肉がしたい。

外でやればいいという話もあるが、夏の夜の蚊、ハエ、アブetc攻撃は凄まじいものがある。
電動にこだわっていたわけではないが、手動天窓という商品がそもそもないし、写真の後部レールを見るとよくわかるが閉じたときに1cmくらいガラス面が下がるので確実に防水ができる。この機構を手動で実現するほうが難しい。
後付サンルーフキットというのもあるようだが10万円位するし、開口部もセダン用の小さいものだったので、ヤフオクで廃車パーツを漁る事にした。
うちのカシータは購入時既にファンタスティックベント(天井換気扇)が取り外されアルミ板がリベット止めされていた。ベントがあれば焼肉はできたのに・・・。
最初は牽引車のエスティマと同型の中古サンルーフをオークションで入手しようとしたが、ご覧のようにカシータの屋根には段差があり平らな部分の幅は90cm位しかなく、普通車のサンルーフでは幅が広すぎる。しかし軽のサンルーフ車ってあるのか?
旧ワゴンRにロフトという車種があるのを突き止め、隣町の中古車屋に在庫があるのを検索して購入するふりをしながらサンルーフの幅や構造をチェック(ごめんなさい)の上オークションの部品取車から2万円で購入。開口部幅60cm長さ80cmと、キャンピングカーには理想の縦長サイズだった。
天井で正確な作業をするためにはしっかりした足場がないと辛い。壁~天井R部分まではFPRを厚めに積層しているようで天井の端に人が乗っても大丈夫(多少ミシッというが)なくらいだが、天井中央の平らな部分はペラペラで手でへこむ。人が乗ったらどこかに亀裂が入るだろう。
未確認情報だが日本使用のトランキル・グローブは天井R部分も薄くなっている(床下を2重FPRにしたためFPR総量調整のためか?)らしく、サイドオーニングを付けるのも厳しいらしいので、サンルーフ取り付けは無理かもしれない。うちのカシータは長くて重くてダサい純正サイドオーニングが付いており一度取り外したことがあるが、取り付け強度的にまったく不安はなし。
やってしまいました。もう後戻りはできません。FPRの厚さは2~3mmほどしかなく、安物ジグソーでさくさく切れる。むしろじゅうたんが刃にひっかかりやすい。
防塵のため室内側からシーツをセットして切り始めたのに、切り終わってため息をついた瞬間に切取部分を室内に落として室内に切断粉を撒き散らしたなんてことは記憶喪失しています。
でも、この作業は、とても、緊張、します。
まずレールの取り付け。ガラスは4箇所で固定されるのでレールは4本。
駆動用のワイヤーが入っている銅管を無理やりパイプベンダーで曲げて、強引にモーターを室内側に取り付け。たいした重さでもないのに天井がたわんでいるので後で対策しないと。
ワゴンRのガラスは重すぎて、とてもペラペラFPR天井では耐えられないので3mmアクリル板を4000円で購入。切り売りしてくれるネットショップがいくつかある。
防水が一番の要だが、採用したのは家具の角に貼るためのクッションシート。発砲ゴム製で耐候性は望めないが高さが4cm必要で、ゴム製では重過ぎるし高価。軽さ、コスト、施工性を考えて選択。数年ごとに張り替えるつもりならば問題ないだろう。
建築用防水両面テープで貼り付けたうえ、隙間をシリコンでシーリング。
継ぎ目や穴はこれでもか!とシリコンでごまかす。
我ながら汚い仕事だねぇ。マスキングテープを使えば綺麗に仕上がるのはわかっているが、面倒くさい。まぁ漏れなければよし!とする。
外側はほぼ完成、アクリル板は柔らかくしなってしまうので、アルミアングルで前後の取り付け部を補強。ちょっと格好がわるいが室内からはあまり気にならない。
さて、次は室内を何とかしないと。
スイッチは暖房のコントロール隣に設置、座っていても立っていても操作しやすい場所。
夏だったので竹関係の敷物が安かった。サイズもちょうど良かったのでアジアンテイストでまとめることにした。
モーター関係はこれで誤魔化す。なんと198円!
真下にはグリルを設置して念願のや・き・に・く。


奥にスライドして引っ込めておける。網戸で虫の心配もなし。
北海道で18日間3000kmを走行し、豪雨の高速道路も走ったが、心配していた水漏れは全くなし。
頭上からの木漏れ日は最高。洗濯物も良く乾く。


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