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カシータに限らず、キャンピングカーのシンクは小さい。洗面器程度の大きさしかないので、ここで皿や鍋を洗うのは1個ずつになりとても時間がかかるし、シンクの半径が皿の直径より小さいので皿の端のすすぎが不完全になりやすい。結果として限りある水を無駄に消費することになる。水汲みはとても面倒なので回数はできるだけ減らしたい。
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そこで、床暖房化で不要になったLPガスヒーターを取り払い、TOTOのEUD210という10年くらい前の食器洗浄乾燥機をオークションで1000円で入手して取り付けることにした。 |
| EUD210は食器洗浄乾燥機のなかではかなりコンパクトな部類だが、カシータの中に入れると大きく感じる。ガスヒーターの下と横の収納(といっても扉がついているだけで中に仕切り板などないアメリカンな作り、つかえねー)を大胆にジグソーでカット。 |
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仮置きしたところ幅と高さはバッチリだったが、奥にタイヤハウスがあるため奥行が足りず5cmほど出っ張ってしまいカッコ悪い。
とりあえず分解してみるともう数cm薄くできそうだ。 |
| 下部ケースと鉄板をサンダーでカット。 |
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排水ホースと給水電磁弁の位置変更でタイヤハウスに当たる部分の部品を取り除く。 |
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ついでに発電機EU9i(出力900W)では出力が足りず停止してしまう問題を解決するため、ヒーターの回路にトライアックによる交流電力調整回路を割り込ませる。EUD210の定格消費電力は1100Wだが、大部分は洗浄水を80度まで加温するヒーターが消費しているので、制御回路や洗浄モーターに影響を与えないようヒーターの入力端子に直接割り込ませる。水温の上昇が遅くなる分洗浄時間が長くなるが、あらかじめ60度程度まで湯沸器で暖めたお湯を使用すれば問題ない。
交流電力調整器は秋月電気商会でキットが数百円で手に入る。今回は部品点数も5、6点なので手持ち部品で自作した。EU9i使いには必須テクですな。ここでEU16iを買えばいいじゃん、と突っ込みを入れないようにお願いします。 |
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固定方法はEUD210の下部に渡したイレクターパイプを床に直付けしたアタッチメントでパッチンとはさんで固定。
これだけでは不安定なので前面に足を付けたが、掃除の邪魔なので時間があるときに上部から固定したい。 |
| もう2cm引っ込ませたいところだが・・・。80点。 |
| 生活感溢れすぎで申し訳ありません。
食器かごを引っ張り出すとちょうどサンルーフの真下に来るので湯気もこもらず食器をしっかり乾燥できる。
食器洗浄乾燥機はキャンピングカーの必須装備と言っていいでしょう。朝晩の洗い物の時間と手間から開放され、より長くバイクに乗れるようになった。
・使用水量20リットル程度で節水になる
・狭いシンクでの手洗いより清潔
・そのまま食器収納になる
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